健康チップス

一日中パソコンに向かってキーボードを叩いていると、指がこってきて、動きが鈍くなってきます。
そんな時には、ちょっと手を止めて、指の疲れをとるストレッチをしましょう。

まず、手のひらを胸の前にもってきて、左右の同じ指同士を合わせます。この時、指先だけを合わせるようにします。

次に、息を吐きながら、一本一本の指をめいっぱい開いて、左右に同じ力をかけながら強く押します。
これを何度か繰り返しましょう。

そうすると、次第に指先が温まってきます。

実は、指のこりは、キードを叩きつづけて指先から血の気が引いてしまったことから起こっています。余裕があれば、洗面器などにお湯を張って温めても、もちろん効果があります。

歩きすぎて足が痛いとか、デスクワーク続きで肩が張るとかの、どこか具体的な不調ではなく、疲労感でぐったりという場合には、内臓の不調かもしれません。

どの内臓が、というよりも、すべてが少しずつ代謝を乱して、体のバランスが悪くなっている場合です。

このような場合、そのすべてをまかなってくれて、しかも家で簡単にできる運動をしてみましょう。それが、「ヨガの弓のポーズ」です。
「ヨガの弓のポーズ」を行なえば、背骨や背筋のストレッチになり、肝臓や消化器の調子を調え、筋肉の緊張もほぐしてくれます。

まず、うつぶせになり、呼吸を整えます。
そして、息を吸いながらひざを曲げて、両手で両足首をつかみ、そのまま息を吐きます。

次に、息を吸いながらそのまま足首を引き上げ、それと同時に胸からも体を起こして、上体をそらし、弓なりになります。
太ももも胴体も、床から離れて、ちょうど体が弓幹(ゆがら)にあたり、手が弦(つる)というわけです。

そうしたら、その姿勢のまま3呼吸して、体を戻してリラックスします。

全身疲労を感じている方は、早速今夜からこのストレッチを始めてみましょう。しばらく続ければ効果を実感できるはずです。

通勤電車の中では邪魔に思えることもある柱も、ちょっと発想を変えれば疲労回復のツールとなります。

まず、右足を少し前に出します。そして右手で柱につかまり、ひじを曲げたり伸ばしたりします。
そうしたら、これと同じ動作を、左右の手足を入れかえて行ないます。

この動きで、ふだんはあまり意識していない太ももやふくらはぎのストレッチになり、緊張した筋肉をほぐしてくれます。
ひじの曲げ伸ばしで体が動くので、このストレッチをする時は、ラッシュ時は避けて、帰りの電車の中などで行なうようにすると良いでしょう。